ごあいさつ
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【超音波 治療器】人間の耳には聞こえない高い振動数の「音波」を利用した治療器です。
超音波治療器の最大の利点は、受傷後すぐに患部への積極的な治療ができることです。
超音波の振動が損傷した細胞の間の組織液の循環を促し、浮腫(腫れ)を軽減させ損傷した組織の治癒を促進します。
超音波治療器は、1秒間に 100万回(1MHz)/300万回(3MHz) の高速度ミクロマッサージを、身体の内部へと直接刺激を与えることができます。
特に、筋肉・腱・靭帯の治療に効果があります。【疼痛(痛み)の緩和】【(微小)マッサージ作用】【筋肉痛や関節痛の軽減】
今回、導入した超音波治療器は 750kHZ の照射が可能で、一般的な超音波治療器よりも更に身体の深部まで「超音波」を届かせることが可能なので、深い場所でのケガの痛みや筋肉量の多い方への施術で効果を発揮します。
【超音波 骨折治療器】超音波を利用して骨折の治療期間を短縮することが可能です。科学的なエビデンスもしっかりとしており、現在では病院で健康保険が適用となっています。
国内外で多くの治験が行われており、1日に1回 20分間 超音波を骨折部に照射することで、骨折の治療期間が 3~4割 短縮することが証明されています。
※当院にて骨折の超音波治療法を行う場合、医師の同意(書面または口頭)があれば健康保険が適応できます。
医師の同意が得られない場合は、ご相談ください。
◇超音波治療器による骨折の治療期間のグラフ(下図)
※禁忌
・ペースメーカーを装着している方
・知覚障害がある方
・悪性腫瘍への照射
・重い血管の病気(心不全や血栓性静脈炎)
・子供の成長骨端線への照射
・妊娠されている方
・眼球、脳、生殖器
・脊髄疾患
・合成樹脂や関節セメントを使用してる人工関節などへの照射
水を使い、その水圧によって全身を優しく マッサージ する機器です。
一般的なローラー式のマッサージ機では刺激が強く、腰痛がある方、痩せている方、高齢者の方には心地よさよりも痛みを感じてしまうことがありましたが、この『ウォーター マッサー ジベット』は水流を利用するために痛みを感じにくく、安心してご利用いただけます。
さらに詳しくは【(株)日本メディックス】のHPより【商品情報検索】⇒カテゴリーから探す【物理療法】⇒【3Dウォーターマッサージベット アクアキューブ】をご覧ください。
【SSP療法】SSP療法は『刺さない鍼(はり)治療』とも言われ、大阪医科大学麻酔科との産学共同研究において鍼(はり)麻酔の応用により日本で開発された治療法です。筋肉や関節などの運動器のケガをはじめとし、ガン性疼痛分野の疼痛(痛み)緩和治療にも用いられています。
『刺さない鍼(はり)』として発展してきたSSP療法は、鍼(はり)治療にはないいくつかの利点があります。SSP療法は実際に鍼(はり)を刺す訳ではないので安心感を与えることができます。また、気胸や細菌感染、内出血などの心配がなく衛生的です。
当院のSSP複合治療器には、その他の治療法として『マイクロカレント(微弱電流療法)』『ハイボルテージ(高電圧電気刺激療法)』『マイクロカレントクロス(全身調整微弱療法)』『中周波電気刺激療法』などが行えます。
【マイクロカレント(MC)】マイクロカレントが治療で使用され始めたのは1980年の初頭で、当初はスポーツ分野の治療で使われていました。非常に弱い電流を使用するため電気刺激が苦手な方でもご利用いただけます。MCの主な作用は、細胞レベルで組織を修復する作用です。体の中で組織が損傷すると細胞の生体電流に異常が起き、それを修復する為に損傷電流と呼ばれる微弱な電流が流れます。MCによる治療は、この損傷電流と同じような電流を流すことによって、細胞そのものにアプローチを行い組織の修復・回復を早めます。また、SSPのようなその場での痛みの変化は感じられませんが、時間とともに疼痛(痛み)抑制効果が出るという特徴があります。
【ハイボルテージ(HV)】ハイボルテージは、体の深部に強い刺激を入れていくことが出来る療法です。アメリカで発表されたHV療法は皮膚での抵抗を少なくし、皮膚でのピリピリが感が少ないため、より強い刺激を深い場所まで入れることができます。靭帯・腱からの痛み、神経性の痛みに対して高い疼痛(痛み)抑制効果が期待できます。
【マイクロカレントクロス(MCC)】マイクロカレントクロスは、四肢(両手・両足)に微弱電流を流し、生体恒常性(ホメオスタシス)機能を高めることを目的とした治療法です。微弱電流を流すことで、交感神経と副交感神経のバランスを図ります。
【中周波電気刺激療法(MF)】中周波電気刺激療法は、中周波電流を使用した治療法です。MFは皮膚での抵抗が低い特性をもち、その特性を生かし、広い部位や深層筋(深い場所にある筋肉)への筋刺激、刺激が柔らかいため電気に慣れていない方の治療にも適しています。SSP療法の電流にも使用されています。
※それぞれの治療法はケガの状態によって使い分けています。
3種類の異なる「中周波刺激電流」を装備した『干渉波治療器』です。
中周波電流により、痛みの神経を電気的にブロック。また、筋肉のポンプ作用を利用して血行の改善を図ります。
周波数の異なる2つの電流を体の内部で交差させ、 その周波数の差による干渉低周波刺激によって疼痛緩和や血行促進などを行う治療器です。効果は前にご紹介した低周波治療器と同じですが、低周波治療器と比較すると、より深いところの組織まで電流が届きます。また、低周波治療器と比べて皮膚刺激が少ないので、より強い電流を流すことができます。2つの治療器は、痛めた場所や症状によって使い分けています。